MVNOの競争激化により、ドコモ端末とSIMフリー端末の需要が一層増しています。
特にSIMフリーは人気です。
自分の周りでもSIMフリーを選択する人が増えています。

キャリアの糞アプリがないSIMフリー端末はそこそこのスペックでサクサク動くので魅力です。

でも、個人的に注意してほしいと思っているのが対応周波数。
現在MVNOはほとんどドコモの回線を利用しているので、ドコモの周波数をターゲットに話していきたいと思います。

現在ドコモでは
Band1(2GHz帯)、Band3(1.7GHz帯)、Band19(800MHz帯)、Band21(1.5GHz帯)
で運用中。で、重要視したいのは
Band1(2GHz帯)、Band19(800MHz帯)
この2つ。

ドコモはこの2つの周波数をメインに使ってエリア構築しています。
人が多いところはBand1、田舎はBand19といった具合です。
詳しくはドコモのエリアで調べてください。

SIMフリー端末では、Band1はほとんど対応していますが、Band19がガラパゴス周波数なので、対応機種がほとんどない。「Band1に対応してればいいじゃん」と思うかもしれません。確かに人によってはそれでもOKですね。

SIMフリーでMVNOを使う、ということは、キャリアのカケホーダイやパケットプランなどを使わずに、もっと携帯代を安くしたい!という人がほとんどだと思うので、「通話が必要ならLINEとかIP電話使うよ」という人はいると思います。キャリアと2台持ちするのであれば関係ないですが。
なのでMVNO1台で行きたい!となれば、MVNOの通話には無料通話分がない上、30秒20円という割高料金になってしまうので、必然的に何かしらのIP網を使った電話が必要になりますが、ここで重要なのが「LTEエリア」ということです。
技術的なことは置いといて、3GとLTEでは何が違うのかといえば、傍からみれば速度が違うとかになっちゃいますが、内部の仕組みが全然違うため、ネットワークの反応速度が全然違います。
これで何が変わるの?ということですが、音声の遅れにつながります。要するに3Gだと遅れて届く、遅れて聞こえる時間が長くなります。結果、「IP電話使えねー」ってなるわけです。

LTEだと何とか使えるレベルまでの遅延なので、MVNOで安く1台にするのであればLTEネットワークの対応が必須になると考えています。

上記を踏まえ、どういう端末を使えばいいかというと
・ドコモの「2013-2014冬春モデル」以降(若干例外はありますが)
・Band19にも対応したSIMフリー端末
 2015年3月現在だと
  ZenFone 5Blade Vec 4GG2miniASCEND Mate7priori2 LTE ぐらいでしょうか。
簡単に調べただけなので、まだあるかもしれませんが、メジャーなところはこんなところかと。
※あてにしない参考程度でみてくださいww

IP電話の利用を検討されている方は周波数のチェックは必須だと思います。
そうそう、国産端末でもようやくSIMフリー端末が出たとこだった。

ARROWS M01

貴重な国産SIMフリー端末です。

でも、Felicaに対応してないのでオサイフケータイとしては使えないみたいです。残念。